清水玲子先生が好きで作った非公式ブログです。 現在は『秘密-THE TOP SECRET-』を中心に。

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# 【秘密二次創作】サードプレイス

「秘密」の二次創作です。原作とは一切関係ありません。

岡部さんの話。息抜きっぽいショートです。

よかったらおつきあい下さい。

※カフェネタですが、もちろん実在の店とはいっさい関係ありません。
 



サードプレイス

駅から第九までの道のりに、オヤジご用達喫茶の「ルノア-ル」がある。
そしてその向かいに、若者ご用達カフェの「スタ-バックス」がある。

俺は知っている。
薪さんは俺と一緒の時は「ルノア-ル」へ寄るが、青木とは「スタ-バックス」に行っている・・ということを!

どうせ俺はオヤジですよっ!

そんな俺に向かって、薪さんが今日も吠える。

「おい、自分で言ったことも覚えてないのか!」

薪さんは相変わらず厳しい。捜査に関することでは特に。

「あの忘れもしない、シャノア-ルでのお前の発言だ!」

既に店名を忘れてるじゃないですか!ルノア-ルですって。
いつだってこうだ。

「エトア-ルで言ってただろう」とか「ル-ブルで待ってろ」とか・・・

だからルノア-ルですってば。
どうしてこんなに頭のイイ人が、店名ひとつ覚えないんだろう・・・

どうせ、どうせ、俺と一緒に行った店なんかどうだってイイんだ・・・
青木と行った店だったら、絶対間違えないだろうにな。



そんなある時、薪さんが青木に向かって言っているのを聞いた。

「青木、タリ-ズで待ってろ。先に注文もしとけ」

「スタ-バックスですよ。ラテでいいですか」

ああ、青木でもこうだったのだ。
きっと薪さんにとって、行った店なんてどうでもイイんだ。『誰と』行ったか、が、重要なのであって・・・




「薪さん、先に出てますよ」

まだ報告書におわれている薪さんに向かって言った。

「ああ、すぐに出る。出る前に打ち合わせたいことがあるから・・・シャガ-ルで待ってろ」

ルノア-ルですね・・・でも・・・

「たまには、スタ-バックスにしませんか」

ちょっと提案してみた。俺だって、何とかラテとか、何とかフラペチーノとか、飲んでみたい。第一、ルノア-ルだと薪さんが浮きまくってて、落ち着かないんですよ。

「いや、落ち着いて話が出来るところがいい」

「・・・じゃあ、シャガ-ルで待ってます」

俺は何となく、口角が上がるのを止められなかった。

薪さんは俺と出かけるとき、ルノア-ルを選ぶのは・・・

俺とは落ち着いて話したいからだ。
俺は、そういう存在なのだった。



ルノア-ルへ入るとまず、角の席をキープしたい。
薪さんが浮きまくるから、なるべく死角がいいのだ。

薪さんが店内に入った瞬間、やはり皆が注目する。

くたびれたサラリーマンがソファに沈み込んで、おしぼりを顔にのせて眠っていたとしても、なぜか起きて薪さんを見るのだ。おそらく、ザワッとする音の他にも、光のようなものを発しているのだと思う。


そんな注目を集めている薪さんが、俺の前に座る。

「コーヒーを1つ。ブラックでお願いします」

こんな注文の仕方1つとっても、オヤジとは違う。オヤジだったら「コーヒー」と、単語1つで済ませるものだ。
店員もちょっと赤くなってるし!


「薪さん、いつも、スタ-バックスでは何を飲んでるんですか?」

ふと、聞いてみた。

「さあ?・・・いつも青木にまかせてるから・・・」

おお・・・飲んだものすら忘れているのか。
スタ-バックスだったらさぞ、おいしいものがいっぱいあるだろうに・・・

そこへ、コーヒーが空になったのを見計らって、店員がサービスの緑茶を持ってきてくれた。ルノア-ルは、こういったアフターサービスが充実していて『いつまでも居ていいんですよ』感をかもし出している。

「僕はここの・・・この、お茶が好きなんだ」

薪さんがそんな事を言いながら、両手で湯飲みを持ってちょっとずつお茶を飲む。

あ・・・俺も。と思った。

俺は、この・・両手で湯飲みを持って、お茶をすする薪さんが好きなのだ。可愛い過ぎる!

どうだ青木、お前は知らないだろ。

お茶を飲む薪さんがこんなに可愛いって!



『カフェ』のことは、『家庭』でも『職場』でも無い、『サードプレイス(第三の場所)』と言われている。

家ほどプライベートな話は出来ないが、職場ほど仕事モードでも無い。もちろん仕事の話がメインだけど「お茶がおいしい」とか、そんな、わりとどうでもイイ話も出来る。

そんな場所が、相手が、人には必要だ。
俺は常に、薪さんにとっての『サードプレイス』であり続けたい。

そして、ルノア-ルのように『いつまでも居ていいんですよ』感を出して行こうと思う。
 

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