清水玲子先生が好きで作った非公式ブログです。 現在は『秘密-THE TOP SECRET-』を中心に。

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コメント

[title]:09/18 14:38拍手鍵コメントの方━(゚∀゚)━ッ!!

Mさん 萌え萌えで鼻血まで出してくださってありがとうございます^^
しかもずいぶん昔の創作なんですが、読んでくださってありがとうございます!残しておいて良かったなぁ~(´ω`*)
  1. 2013/09/18(水) 23:17:39
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# 【秘密二次創作】リアルラブ

「秘密」の二次創作です。原作とは一切関係ありません。

なまぬるい感じの青薪です。
よかったらお付き合いください。
 



リアルラブ

 『以上、美しすぎる海女、伊勢七海さんの特集でした~』
 女性アナウンサーの軽快な声が響く。

 「・・・といった特集なんですけどね」
 応接室の画面を消して、プロデューサーが説明しようと身を乗り出した瞬間・・・

 「お断りします」

 取りつく島もない、といった感じで薪さんが話を切った。そしてソファから立ち上がろうとした瞬間、田城さんが引き止めた。

 「ま、薪くん、待ってくれたまえ」

 その田城さんをにらみ付けるように、薪さんは言い放った。

 「お話にならないでしょう!?何なんですか、取材って・・・こっちは忙しいんです。お引き取り願います!」

 応接室が凍り付いた。



 そもそも、田城さんが有名TV局のプロデューサー、ディレクター、など偉い人を4~5人を引き連れて入って来たのは平日の昼間だった。

 昼食を終えた第九のメンバーが、さて、午後もひと頑張りするかと気合いを入れ直した時に・・・

 あるニュース番組の人気コーナーで「第九」を取り上げたい、という話を持って来たようだ。
 そのニュース番組は、民放で最も有名な番組で、俺も小さい頃から良く見ていた。中でも「そのコーナー」を目当てに見ている・・・主に、男の視聴者が多いのも知っていた。

 「だっておかしいでしょう!?」薪さんが続ける。
 「このコーナー、美しすぎる海女、美しすぎる市議、美しすぎるギネス認定委員・・・全員女性じゃないですか。どうして男だらけの第九に取材がくるんです?」

 プロデューサーは(薪さんが最も毛嫌いしそうな軽薄な容姿だったが)

 「ですからね、前々から警視正さん、ちょっと水面下で話題になってたんですよ。そちらを『美しすぎる警視正』として紹介させてもらえないかなって・・・」

 「断る!」
 薪さんが怒り心頭だった。髪の毛が逆立ってるように見える。
 俺たちは恐かったが、TV局の人は薪さんの恐さを知らない。まだ食い付いて来た。

 「第九のイメージアップにうってつけの機会だと思いますけど?今まで、第九の現場にカメラが入ったことがない。国民に理解が得られないのはそのためです」

 さすがプロデューサーだけあって、なかなかに説得力のある語りだ。

 「国民は疑惑の目を向けています。第九はどんな職場なのか?どういった環境で、どんな機械で、どんな部屋で、どんな人が、MRIを使っているのか。見せたことがないからですよ」

 薪さんは黙って聞いていた。

 「年配の方なんか、死体の脳みそを水槽みたいな所に浮かべて、それを顕微鏡でのぞいてる、みたいなイメージ持ってる方も・・・まだまだいらっしゃるんですよ。怪しい機械を使ってないのか、危ないことをしてないのか、この際だからはっきり見せて下さいよ」

 なかなかの説得力だったが、薪さんもおいそれと同意してくれない。

 「しかし・・・なにもそんなコーナーで」

 「これは総監の意向でもあるんだ」
 田城さんが口を挟む。

 「ええ!?」
 流石に薪さんも顔をしかめた。あの、タヌキおやじが・・・・って思ってるに違いない。

 「民放のね、柔らかい感じの番組だし・・・しかも一応ニュース、報道番組の中のコーナーだからうってつけじゃないかって。そう、おっしゃってるんだ」

 総監・・・絶対おもしろがってるんだ。
 でも薪さん、どうするんだろう・・・・

 しばらく考えて、薪さんは言った。

 「しかし、さすがに女性を紹介するコーナーで僕が出るわけにはいきません」

 プロデューサーも、次の手を出した。

 「では、『美しすぎる警視正』を『イケメン警視正』みたいな感じで!どうですか?カッコイイ男の人を紹介するコーナーにするわけです。この回だけ」

 なるほど、それならまだ、薪さんの抵抗感も無くなるような気がする。

 しかし薪さんはそれでは同意しなかった。

 「いや、それでは僕では無く・・・『イケメン捜査員』としてうちの捜査員に密着してみませんか。ちょうど、長身でカッコイイやつがいるんです」

 ええええ~~~~?
 まさかの身代わり?

 応接室の外からそっと覗き見していた俺たちは、お互いを見合った。

 長身って・・・長身・・・・
 俺がそわそわしたところ、薪さんの声が聞こえた。

 「今井!ちょっと来い」

 「は、はいっ」
 今井さんが応接室へ向かう。

 なんだ・・・は、恥ずかしいっ!俺かと思ってしまった。
 いや、流石にそれは無いか。今井さん、男の俺から見てもカッコイイからな・・・。
 エリートで、仕事出来て、彼女も大事にしてて、欠点なんて1つも無いように見える。まさにエリートの中のエリート!って感じだ。

 「青木、お前、自分かと思ったのか?」
 岡部さんがにやにやしながら言う。
 「ち、違いますよっ!」
 と答えたものの、俺は少し赤くなってたと思う。

 本当に違うんです、岡部さん。俺が期待しちゃったのは・・・・
 一般的には今井さんがカッコイイに決まってるけど。

 「薪さん」が。

 薪さんがカッコイイと思ってるのが、今井さんじゃなければいいなと思ったからです。薪さんが、薪さんの基準だけでいいから、俺のことをカッコイイと思って欲しかったんです。
 そんなこと言ったら、薪さんはきっと怒るんだろうけど・・・。



 その番組では、今井さんに密着することになった。
 撮影は早速、翌日から始まった。

 撮影クルーは、今井さんが出社してくるシーン、MRIの機材までは詳しくは映せないらしいから、第九のだいたいの雰囲気とか・・・撮影していた。
 近代的で明るい職場建物は、確かに見る人のイメージを変えるかも知れない。

 それに・・・・

 テキパキと仕事をこなす今井さんはやはりカッコイイ。
 ただでさえ輝いてる彼を、複数のレフ板が照らすからますます輝いて見えた。キラキラしてる人って、まさにこういう状態か。芸能人てこうなんだよな・・・なんてことを思いながら見ていた。

 ただ、やはり薪さんとの絡みは必要だった。今井さんが薪さんに報告する場面など、薪さんも撮影されていて・・・

 「まるでドラマのワンシーンみたいだな」
 岡部さんが苦笑しながら言った。

 確かに。
 ドキュメンタリーなのに、午後の日が差し込む室長室で会話する今井さんと薪さんは、ドラマみたいだ。美形同士、真剣に語りあってる。
 国民に、これが「第九」って思われたら・・・なんだか違った意味で誤解されそうだ。
 こんな綺麗な人たちばかりで、仕事してるなんて。実際は猛者どもがむさ苦しく働いているのに!

 また、上司として彼をどう見てるか、薪さんにも個別にインタビューされた。薪さんはお茶の間向けに、当たり障りの無い言い方で、今井さんを褒めていた。

 結局、ポイントポイントで薪さんも映されていたのだ。
 ただ、主役が今井さんになっただけマシだったのだろう、薪さんにとっては。


 1週間も経たないうちに、その番組は放送された。
 『美しすぎるプロフェッショナルシリーズ、今回はあの、『第九』!第九のイケメン捜査員に密着しました!』

 たまたま大きな事件や事故が無かった日で、そのコーナーに実に30分も費やされた。第九だけで1本の番組を作ったようだ。
 まあ、第九にテレビカメラが入るのは初めてだったので、確かに大きな報道だ。視聴率も稼げるだろう。

 そして、番組としての作りも良く出来ていた。軽薄に見えてもやはり彼等、プロデューサー達はプロの仕事をしていたのだ。

 第九の事が、今井さんの行動で良く分かるように見せられていたし、『プライバシーとの葛藤』など、難しい問題に直面しつつ頑張る姿は多くの国民に支持を得られそうな気がした。
 また、今井さんはよりカッコ良くタレント化されていた。これはファンが増えて、しばらく外を歩きずらいと思う。

 そして薪さん・・・

 前々から、会見などで見かけた人は「あの人、誰!?」と注目していたらしい。


第九のネ申キタ━━━(゜∀゜)━━━!!!!!
(´Д`;)ハアハア
こんな警察官いていいのか・・国てきにヤバイだろ!
うはwwwwタイーホされたい
とりあえず詳細キボン


 放送直後から、ネットでは話題沸騰だったらしい。

 そして翌日からは、学校や会社で、主婦の間で。『第九』がまるでタレント事務所のように話題となっていたのだ。


 「今井さんも薪さんも、ちょっとした有名人になっちゃいましたね」
 これは嫌みでも何でもない、本気で同情して言った。
 「まぁ、すぐ忘れるさ。世間なんてものは」
 今井さんは苦笑いしながら、仕事を続けた。やはりカッコイイ・・・


 確かに、放送から1週間も経つと、今井さんと外へ出ても指をさされたりこっそり囁かれるような事はなくなった。

 一時はストーカーまがいのことをしてきた女子高生もいたようだが・・・現職の警察官をストーカーするなんて相手が悪すぎる。すぐに現実に帰っていった。


 しかし・・・
 根強い文化があったのだ。俺は、知らなかったのだが・・・・

 「まだ、薪さんと今井さんは有名なのかな」と思った俺が、風呂上がりに髪を乾かしながら、パソコンのネットで検索してみた。

 『第九 今井 薪』と入れて検索してみた所・・・・

 出るわ、出るわ・・・
 『今井×薪』という、少女たちの妄想。これはBL(ボーイズラブ)という文化で、一部の少女たちが夢中になるジャンルらしい。主にボーイズ、男性同士の恋愛を描いたストーリーや絵だ。

 「こ、これって・・・」
 俺はおそるおそる、サイトの1つをクリックしてみた。

 そこには・・・・
 めくるめく、今井さんと薪さんの嘆美な世界が広がっていた。
 絵も、小説もさまざまな捉え方をしていた。
 「これが薪さん!?」というような絵もあったが、「結構、似てる・・・」と、思わず感心してしまうものまであった。

 中には、過激な性的描写が克明に描かれているものも多く、俺は思わず自分の下半身が疼くのを感じた。

 あの美しい2人が、少女たちの想像力に火をつけたのだろう。アイドルなどと一緒だ。ボーイズっていう年齢でも無いが・・・

 ただ、すべてに共通していたのが薪さんが「受」という、つまり女性役であることだった。薪さんがまるで女性のように、今井さんに犯されていた。
 「ちくしょう・・・」
 俺はなんとも言えない、やるせない気持ちでいっぱいになった。なんだろう、この気持ちは。

 『今井は夢中になって薪の乳首をちゅくちゅくと吸い・・・・』
 『今井・・・欲しい・・・奥まで・・・あ、、もっと・・・ああっ!』
 『今井は薪の足を肩に乗せ、柔らかくトロトロにとろけた窄まりへズプッと・・・』

 ある程度読んだだけで、もう、たまらなくなってパソコンを落とした。
 ただ、今までのどんな自慰行為より・・・いや、どんな性行為より下半身に感じるものがあったのは確かだった。


 「薪さん・・・・」
 夜遅く、第九で残業している時だった。俺は頭を抱えて独り言をつぶやいた。
 辛い。
 もう、辛くて辛くてたまらない。いっそ、告白して振られてみようか。でも、そうすると永久に、薪さんを手に入れる可能性が無いことを知ってしまう。だったら、万が一にも振り向いてくれる可能性を持ったまま、生きている方がましなのではないか。

 「薪さん・・・」もう一度つぶやいた時。
 「なんだ」
 突然、薪さんが答えた。俺はビクッとして立ち上がった。
 「薪さん!」
 「だから何だ。まだいたのか」
 薪さんが入ってくる。

 「薪さんあの、俺、ネットで見たんですけど・・・」
 「今井と僕の恋愛ものか」
 俺はビックリした。
 「知っていたんですか・・・」
 「もちろん知っているが大した問題じゃない」
 薪さんは本当に何でもない事のようにいいながら、ひとつひとつのモニターの電源を切って、切りながら俺に近寄って来た。
 「もう、帰るぞ」

 「あ、はい。薪さん、俺にとっては大した問題なんですけど・・・」
 「何が。少女たちの妄想がか」
 「薪さん、傷ついてませんか」
 「全然。あの世界にいるのは僕であって僕でない。今井だってそうだ。それに・・・少女たちだってすぐ飽きるだろう」
 「でも俺は、薪さんがあんな風に書かれるのが嫌なんです」
 俺はちょっと熱くなってしまった。

 「相手が・・・相手が俺だったらまだ・・・」
 「!?」
 薪さんは大きな瞳をより大きくして、俺を見据える。

 「俺は、少女たちの妄想よりもすごい現実を、妄想しています・・・」
 「何いってんだお前は?」
 冷静に突っ込んで来る薪さん。俺は「ハハッ」と乾いた笑いをもらした。
 「帰るぞ」
 そういって荷物を持って先に出る薪さん。
 セキュリティをかけて、エレベーターに乗る。
 俺は黙ってその後について行く。
 エレベーターを降り、地下駐車場を歩く。

 その華奢な背中がたまらなくて・・・・

 「・・・薪さん、もう、テレビに出ないでください」
 そう言いながら思わず、後ろから抱きしめていた。

 「・・・・」
 薪さんは、やはり来たか・・・といった感で、たいして驚いてもいなかった。
 「お前も、僕で妄想するのか」
 「でも俺は、飽きません。ずっとずっと、、、あなたで妄想したいんです」
 「じゃあ妄想でいいじゃないか!」

 薪さんは意地悪く言って、肘で俺のみぞおちを激しく突いた。
 「うっ!(・・・確かにっ・・・!)」
 俺はみぞおちを押さえてうずくまる。

 「僕に手を出そうだなんて、10万年早いんだバカ!」
 「ま、薪さん・・・」
 た、助けて・・・という風に下から手を出すと、薪さんはそっと手を握って俺を起こしてくれた。ああ、このツンデレな感じがたまらない。

 「いいか、これが現実だ。少女たちの妄想みたいにうまくいくわけがないんだ。僕らは男同士だし、上司と部下だし、惚れた好きだで何とかなるわけじゃないんだぞ」


 「薪さぁん・・・」
 俺は情けなく言いながら、後を付いて行く。
 薪さんは俺に「告白」をさせないつもりだ。

 車のドアを開けて薪さんを助手席にのせ、自分は運転席に収まる。
 お互い何も言わないけど、薪さんを当然のように送るのだ。この感じは、気に入ってる。

 「俺、あきらめませんから!」
 と言ってエンジンをかける。薪さんは困ったような顔して、俺を見ている。

 これから長い『青木×薪』を作り上げるのだ。
 俺の手で。この、現実の世界で。

 今のところ、かなり絶望的なピンチ。
 でも、困難であればあるほど燃える(萌える)・・・っていうのを少女たちの妄想で教えられたのも事実。

 男同士で、上司と部下で、年の差があって、第一、さっき見事に振られました!
 こんな状況からどうやって・・・?
 でもまだ俺は、告ってないし、まだ解らないじゃないか。
 振られても振られても、何度でも何度でも困難に立ち向かって・・
 薪さんを必ず、俺のものにしてみせる。
 『ボーイズラブ』なんてもんじゃない。これから始まるのは『リアルラブ』、激しい人間ドラマだ。

 「仕方のないやつだな」
 俺だけの『美しすぎる警視正』は、そう言って窓の外に目をやった。

 ただその、美しすぎる唇の口角が・・ほんの少し上がっていて・・・

 嬉しそうな表情であることを、俺は見逃さなかった。
 

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Mさん 萌え萌えで鼻血まで出してくださってありがとうございます^^
しかもずいぶん昔の創作なんですが、読んでくださってありがとうございます!残しておいて良かったなぁ~(´ω`*)
  1. 2013/09/18(水) 23:17:39
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